オツベルと象 宮沢賢治

オッペルは稲扱き機械を据え付けた仕事場を管理しています。

十六人で回す6台の機械は、のんのんのんのん と音をたて、

仕事場は、籾や藁のホコリで黄色い沙漠のようです。
オッペルはそこを行ったり来たりするだけで、ご馳走を食べ、

のんのんのんのんやっているのです。

そこへどういうわけだか白い象が入ってきて、

「ああ、だめだ。あんまりせわしく、砂が私の歯に当たる。」

とパチパチ籾があたるのを楽しんでいます。

オッペルが、言葉巧みに話しかけます。

「ここは面白いかい?」と訊くと、「面白いねぇ」と象は答え、

「ずっとここにいたらどうだい?」と訊くと「いてもいいよ」と答えます。

 

・・・さて、お話はこの後どうなるのでしょう?

今回のMackeyの作品は、紙を張り合わせて立体感を出しています。特に前足の鎖は、糸で細かく編んでいます。

オツベルと象 宮沢賢治
※「オツベル」は音声では「オッペル」としました。
015オツベルと象.mp3
MP3 オーディオファイル 7.0 MB

語り:花本弘子  音楽&効果音:ひぐま  イラスト:Mackey

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