グルメ必見! 粋なフランス料理店「小藤食堂」オープン!

ひぐまです。

 

大阪市のど真ん中、中央区に2012年7月2日にオープンしたばかりの、真剣勝負のフレンチカジュアル

 

Cuisine francais Kofuji Shokudo フランス料理 小藤食堂】へ行ってきました。

 

本町近くのオフィス街の一角にある「小藤食堂」は、

粋なエントランスに手書きのメニュー。

オープン間もないにも関わらず、

ランチタイムにはお客さんがひっきりなし。

店中はテーブル席が約12席とカウンターが8席。

特にカウンター席はオーナーシェフの小藤憲行さんの

調理風景がつぶさに見られる特等席です。

 

シェフ曰く、

「小料理が乗った皿が次々出て、結局何を食べたか記憶に残らないコース料理より、メインディッシュでがっつり美味しいものを食べて、記憶に残る、そんな料理を提供したい!」と。

あえて「食堂」にこだわった小藤さんの想いが料理にも表れています


この日のランチは,

「ズッキーニと冬瓜のスープと鳥取境港白イカ瞬間グリル・バスク風」でした。

素材は全国産地から厳選直送したもので、低価格を実現しています。

美味しいパンもおかわり自由。

メインディッシュですが、味のしみ込んだ野菜の下には、それはそれは大きな白イカが横たわっていました。

素材が味、形ともに生きていて、野菜と魚類、米の旨味が見事に調和しています。

食後のコーヒーには、ベルギーのクッキーもついてきます。奥さんがパティシエですので、スウィーツも豊富です。ベルギービールも専門で扱っています。
食後のコーヒーには、ベルギーのクッキーもついてきます。奥さんがパティシエですので、スウィーツも豊富です。ベルギービールも専門で扱っています。

お腹が満たされ、食後にほっこり飲み物をいただいて、これでたったの1,000円ジャスト。

小藤さんの情報力、機動力、

そして全国の産地の方とのつながりという信頼力で実現した本物素材かつ低価格を実現しています。

写真右は、400gもの厳選ポークですが、ディナーではこれが丸まま料理され出てくるメニューもあるそうです。

4人で食べてもお腹がいっぱいになりそうです。冷蔵庫より出してていねいに説明してくれました。

さて、ここからは少しプライベートな話になります。

 

教員をやっていて嬉しいことのひとつに、巣立っていった教え子達のがんばりを知ることがあります。

 

小藤憲行さんは私の20代の頃の教え子です。

教師生活4〜6年目の3年間、小藤さん(以下愛称:こふちゃん)と同じ空間で同じ時間を過ごしました。

当時私は学年の教員として、特に剣道部の顧問として、こふちゃんと深く関わりました。

 

卒業後はなかなか会う機会もないままでしたが、

地元貝塚市にある彼の父親が営んでいた「小藤食堂」の前を通る時には、いつも彼の事を思い返していました。

 

今、Facebookを通して、

私自身の旧友や教え子達と、二度目の出会いが徐々にはじまっています。

同じ剣道部にいたO君が、ある時、こふちゃんを記事でみつけFacebookで探し、そしてつながり、

実際に彼の新しい店を訪れることで、25年ぶりの再会を果たします。

その事がFacebook上で、つぶさに私にも伝わってきました。

 

Facebookに投稿された卒業アルバムの写真
Facebookに投稿された卒業アルバムの写真

O君によると、

こふちゃんは、「高校卒業後、ホテル阪急インターナショナルの扉からお父様と同じ飲食業界に入り、フランス・パリで修行の後に帰国。大阪、東京の素敵なお店でシェフとして、やがて総料理長として腕を振るい、ついに先月大阪中央区淡路町で独立開店された由。」とのこと。

さらに「お店の名『小藤食堂』は、彼が料理人になって駆け出しの頃にお亡くなりになったお父様の食堂のもの。その名を懐かしく覚えていたからこそ、この情景にボクは涙が出ました。」と。

O君は今、英語を駆使して世界を舞台にして働いていますが、こふちゃんの事に加え、写真と共にご自身の英語との関わりについて、私との思い出を感謝の気持ちを込めて書いてくれていました。

 

報告があった次の日、私は、こふちゃんに会いにいくことにしました。

 

何の連絡もしないで突然彼の店を訪れたのですが、

私が店の扉を開けるや否や、店の奥で調理をしていたこふちゃんは、私の姿を見てすかさず、

「わぁ〜、均先生だ〜!」

25年前と変わらぬ、かわいい(!?)笑顔と驚きの表情で私を迎えてくれました。

 

25年も経っているのに,よく私のこと、私の顔を忘れずにいてくれました。。。

こちらこそ、感激の瞬間でした。

開店おめでとう。25年ぶりの再会に感謝。そして O君、情報ありがとう!
開店おめでとう。25年ぶりの再会に感謝。そして O君、情報ありがとう!

忙しいランチタイムにも関わらず、

いろんな話をしてくれました。

 

厳しい修行を経て、

権威ある総料理長の身分を退き、

リスクを抱えながらでも、

自分の店を持つという

夢を実現した「こふちゃん」。

 

「先生、やっちゃいましたよ!」

と照れながらも笑顔で話す「こふちゃん」。

 

この日、私がいただいたのは、

本当に気取らない庶民的で美味しいフランス料理はもちろんのこと、何より、

昔と変わらぬ純真で、同じく気取らないこふちゃんからいただいた勇気と元気でした。

Joint広場Honeybeeの番組を作るとき、「頑張っている人を応援しよう!」という想いがいつもあります。

そろそろ集って来た教え子達のがんばりなども、紹介できたら、

教師としてはこんなに幸せなことはないなぁ、、、とぼんやり考えたりします。

 

励ましているはずの自分が、実は逆に励まされているというのが、最近のところです。

 

・・・今回もちょっと、長くなりました。

個人的なお話を最後までつきあって読んで下さりありがとうございました。

 

では、皆さん!

スタートしたばかりの「小藤食堂」を、ぜひぜひ応援して下さい! よろしくお願い致します。

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    たっちゃん (月曜日, 27 8月 2012 22:08)

    イイお店でした!
    大阪に出たときはまたよりたいです!

  • #2

    joint-honeybee (月曜日, 27 8月 2012 22:12)

    >たっちゃん
    ぜひぜひよろしくお願い致しま〜す!

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