秋津川特集第2弾!だっよ~~ん!          2010.12.8

秋津川「備長炭と炭琴」レポート
Joint広場HB第47回20101208放送.mp3
MP3 オーディオファイル 27.5 MB

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スタッフは入れ替わりながらも、

2010年11月17日、21日、22日、12月5日の計4日間、

和歌山県田辺市秋津川におじゃましました。

秋津川特集後編は、21日と22日に収録した音源から紹介しました。

(ひぐま)

いやいやいや。。。。。
すっかり「秋津川」にハマっている、Honeybeeスタッフでございます。

ええとこやぁぁぁぁぁ。。。。
冴え冴えした山の空気、炭焼き小屋からたちのぼる木酢液(もくさくえき)の香り。
秋津川へ「炭琴」取材のためお邪魔したのは、
11月17日(水)21日(日)22日(月)。
17日には秋津川中学校へ「炭琴」音楽授業風景を中心に、
校長先生や教頭先生、生徒会メンバーにお話をお聞きしました。
今回お送りしますのは、この「炭琴」が、地場産業として地域の皆様にも心から愛され、
他には無い、特別な音色を持つ演奏楽器として、大切に扱われている様子、
また、「炭琴」を次世代へ繋いでいくために重要な地場産業、
「紀州備長炭」を生産する炭焼き職人さんにもお話を伺っています。

「炭琴」を支える地域の皆さんのお声ですな。
楽しくてためになる、一粒で二度美味しい・・・そんなオハナシが沢山聴けちゃいました。
11月21日(日)、「第26回秋津川ふるさと祭り」が開催され、
秋津川中学校の生徒、秋津川小学校の児童らが、「炭琴」演奏や歌を披露しました。

まずはその模様からです!!

 

 

 

 

 

←秋津川小学校の皆さん

 

 

 

 

 

←秋津川中学校の皆さん

11月17日(水)に
秋津川中学校の音楽授業に取材にお邪魔した際に猛特訓中だった坂本冬美「また君に恋してる」。
さぁ!本番はどんな感じ!???  おお ええ感じ!
タイミングの微調整も充分行われたような・・・各人の奏でる音色が冴えています!

さぁ。その演奏が終って。突撃インタビューをしたのは
「鉈(なた)名人」こと、梅木君

梅木君、風邪で調子の悪いところをインタビューに応じてくださいました。
「鉈」で行う、炭琴音色の微調整。秋津川中学校の誰もが認める「鉈名人」は、
手元に入った備長炭の太さ、硬さ、長さ、などを瞬時に、
また丁寧に見極め、鉈を振るうそう。う~~ん。あっぱれ。

そして、一仕事すんだ晴れがましい表情の音楽担当教諭。
すみ・なおこ 先生の元へ走る ひぐまプロデューサーとhana。

炭 先生!? それは 炭の里のせんせい だから???


違う違う・・・

角 直子 先生です。

学校行事の文化祭などをはじめ、ふるさと祭り のように
地域のイベントにも引っ張りだこの「炭琴演奏」。
練習量も半端でないし、炭琴のメンテナンスも必要だし、
披露曲のラインナップも変えていかないといけないし・・・・先生、大変です。
それでも、一つのステージをクリアした後の安堵感と達成感は 全ての苦労を忘れさせるほど。
角先生の嬉しそうな笑顔に ひぐまプロデューサーもhanaも
ついついいろんなこと訊いちゃいました。ありがとうございますです。

そしてお次は! 前回放送時に「原君だけは次回にね・・・・」
とコメントを延べ送りさせていただきました、原健太君の声。
彼は唯一、現在の秋津川中学校で「親子炭琴演奏」ができるお立場なのでございます。
お母様が「炭琴サークル」に所属、活躍中なので、親子で同じイベントに参加する場合も多々。
そんな原君からちょいちょいお話を聞くうちに、彼の口から「炭琴の歌」と言う発言が!

ん?そのネーミング?

訊けば、「炭琴」のために作られた歌 だとおっしゃる。

ソレは是非聴きたい!!とリクエスト。生徒会メンバーを交えて歌ってもらう。

 

おお!ええ歌詞やないの!フルコーラスで聴きたぁぁぁぁい!
皆さんもそう思うっしょ~~~~???

というわけで。勿論、聴いていただきやす。

11月21日のふるさと祭りにて秋津川小学校のみなさんの演奏
「炭琴の歌」ばっちり放送しましたよ!

このあとは、前述の
「炭琴サークル」会長、

北川佳子(きたがわけいこ)さん。

 

地元を中心とした活動、県外へ招かれての活動、
調律の苦労話(やはり鉈使い)、などなど、
興味深いお話が盛り盛りです。

炭は飛行機に乗れない  とか、知ってましたか?
ひぐまPが、ちょちょっと調べたところ、
郵便でも送れないそうです。さてさてどうして?

答えは是非、音源ダウンロードでお確かめ下さい!

・・・じつは今回のこの放送、 北川佳子さんの、「どどんとOK!」とのご了解を頂き、
(背景ではしっかりといろんなセクションに確認を取ってくださいました)
番組内でのトークのBGMとして 

「炭琴サークル」の演奏CDからチョイスした曲を同時進行で公開しました。
年季の入った素晴らしい演奏で、トークしながらもつい耳をそばだててしまいます。


・・・ので。リスナーのフラストレーション(いらいら)が溜まってはいけない、と
ひぐまPイチオシ、「雪」をきちんと聴いていただきました。

そして最後は、秋津川炭焼き職人の皆様を代表していただき、
中学校の校長先生たちからご紹介いただいた、
源野博丘(げんのひろたか)さんのインタビューの模様です。
通称「源さん」は大阪出身。  炭焼きに魅せられ、単身修行に励み今日までやってきた。
毎日が命がけの仕事。しかし源さんは今とても幸せなのだと言う。
一瞬のタイミング、一瞬の気後れ、見当違いが、積み上げてきた労力をなし崩しにしていく。
時間と向き合い、自分と戦い、えんえんと炎に対峙する。

「ウバメガシ」のみが「備長炭」の材料。

 

山へ切り出しに行き(伐採)→木を整え(木づくり)→窯詰め(立て込み)
→口焚き→炭化→精錬(ねらし)→窯だし・消火→選別・箱詰め

 

工程はぎっしり。

 

 

 

 

 

 

 

備長炭の材料となる木は

 

ウバメガシ のみ。

 

 

 

 

 

 

←秋津川中学校玄関前のウバメガシ

 

 

 

炭焼き職人の仕事は「炭を焼く」だけではない。

 

木を切り、運び、乾かし、向きを整えることで、

常に炭の材料を準備することも大事な仕事。

 

 

 

 

 

 

         「源野さんの仕事場」→

   常時4~5トンのウバメガシをストック

 

 

 

ウバメガシは真っ直ぐな木ではないので、

切込みを入れて楔を打ち整える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   直径が太い木はこのマシンで縦割りにし均一に

 

 

 

 

 

 

 

源野さんの炭焼き窯

 

 

 

 

 

 

 

              源さんの窯・上部 

      窯出しを間もなく迎える穏やかな煙

源さんはその工程のなかで繰り広げられる葛藤や失敗談を交えながら、
煙の立ち上る炭焼き小屋を行ったり来たりしながら話しています。
1時間ほど小屋で一緒に過ごしているうちには、鶏が高らかに鳴いたり、
源さんちのわんこ、「およね」が入ってきてhanaのICリコーダーに興味を示す。
放送ではカットになっていますが、「およねの鼻息」、クリアに入ってました。(笑)

放送でお送りしたのは、
炭焼き工程を熱く語る源さん、と、源さん自身のこと、
ちょこっとお聴きすることができました。
うれしいな。源さん、笑顔がまぶしいす。

 

そんなこんなで。
すっかり秋津川ファンになったHoneybeeスタッフ。
ナンゾの折にはまた出没させていただこうと

気にかけておりましたら・・・

「山まつり」の情報が・・・


行っとく??
てなことで。またお話しできそうかも・・・

でございますよ~~!

秋津川の皆様 ご協力ありがとうございます!

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